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母で主婦で会社員の中年のもろもろの記録

出産を振り返る①外回転術のこと

突然ですが、なんとなく書いておこうと思っていたことがあります。外回転術というもののこと。

わたしの復職も目前に迫ってきました。忙しくなる前に、出産時のことを遡って文字にしておこうと思います。もしかしたらこれから出産する方の参考になるかもしれないなとふと思ったので。

 

タイトルの外回転術というものですが、何かというと、逆子(骨盤位)の胎児を、母体のお腹を外から手でさわって回す、という手技のことです。けっこう荒業ですよね。

妊娠のかなり初期のころから娘はずっと頭が上でした。妊娠29週頃になるまでは逆子とは言わないらしいですが、それ以降も、一度もくるんと回ってはくれませんでした。逆子体操とかもしたのですが。

わたしは里帰り出産でしたが、実家は近所ではないので、産院探しはネットのみでした。実家から一番近そうだったのと、ウィ○ンズパークの口コミがまあまあよかったことでわりと簡単に決めました。電話だけで予約ができたのも有難かったです。遅くとも34週までに来院していただければ大丈夫です、と言われました。

出産前は川崎市に住んでおり、実家は大阪で、分娩予約のためだけに帰省したりするのが面倒でした。産休って通常は予定日の6週前からなので、そんなに早く里帰りもできないです。で、実際に産む病院で初診を受けたのは32週の頃でした。

しかし、その産院では、院長の方針で、逆子の場合は里帰りでも30週までに来院してください、と指導されるらしかったのです。なぜかというと、院長先生が、タイトルの外回転術、お腹を手で触って胎児を回すというびっくりな方法が得意な方で、胎児がまだ小さい30週頃までであれば、その成功率がかなり高いということでした。

電話で予約したときには逆子であることは伝えておらず、聞かれもせずで、今更そんなこと言われてもね。。。という感じでしたが、結局その外回転術を、日をかえて計3回受けました。めちゃめちゃ痛かったです(先生の爪が伸びていたせいもある。オイ)。

ネットで調べてみたところ、リスクもあり、最近は試みる先生が少ないらしいです。その産院でも院長しかできないとのことでしたが、わりと気軽に、と言っては語弊がありますが、検診のベッドで、今からやりまーす、という感じでした。

両手をお腹の上から、胎児の頭の辺りと足のあたりにそれぞれ沿えて(もちろん胎児の心拍を確認しながら)、ぐーーーーっと圧迫しながら文字通り回すんですが、娘は断固動きたくなかったようで、毎回、「うーんここまではまわるんだけどなーここから動かないなー」と、ぶつぶつ言われて終わりました。息の止まる痛さ。

で、結局わたしは帝王切開の適応となりましたが、実際回る人もいるみたい。

実際、産後の入院中、外回転で回ったという人と話しましたし、その産院は自然分娩に力を入れていることもあり、院長先生がこの手技が得意であるために、骨盤位での帝王切開適応例がほとんどないということでした。

わたしとしては、とくに普通分娩にこだわっていなかったので、むしろ帝王切開出産日が分かって夫も休みを取りやすいし、まあいいじゃない~と思っていました。周りに帝王切開で出産した人がわりと多かったこともあるかもしれません。

けど、ネットとかで検索してみると、絶対普通分娩で産みたい、という方も多いんですね。まあ帝王切開は傷も残りますしね。そういう方は外回転術をしてくれる先生を探してみるのも手ですね。大阪でお探しならご一報どうぞ。

というわけでわたしは陣痛を経験していないのですが、帝王切開も十分痛かった、という話もおいおい書こうと思います。

以上。