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母で主婦で会社員の中年のもろもろの記録

「頭脳王」を観て思ったこと

けっこう前のことですが、たまたまTVをつけたとき放送されていた「頭脳王」というクイズ番組を、娘が観たいというので途中から一緒に観ました。ながら視聴でしたが、意外と面白かったので感想を残しておきます。

この番組は毎年制作されているのでしょうか。よく知りませんが、今回決勝で対決したお2人は昨年と同じ顔ぶれだったらしく、ディフェンディングチャンピオンは東大理3の学生さん、もう1人は京大医学部の学生さんでした。

わたしは観たのは決勝だけだったのですが、このお2人の鍛えられている脳の回路?というのか領域の違いがわかる内容で、とても興味深かったです。そのように編集されているのかもしれませんが。

突出しているなと感じたのは、東大くん(大変失礼ですが以後このように表記させていただきます)の数字への感度の高さと、京大くん(同上)の視覚情報の認知の速さと保持の正確さでした。

東大くんはとにかく計算(暗算)が異様に早く、不思議に思ってググってみると、独自の計算方法を編み出して習熟されているようでした(解説動画がありました)。これが彼でなくても訓練すればマスターできるものかどうかは不明です。わたしは数字に壊滅的に弱いので、試す気も起こりませんでした。数に対するセンスと感度の高さがあるからこその能力であろうと推測します。この方はセンターの数学に要した時間8分で満点だったそうです。

対して京大くんは、速読などでも使われる、視覚(言語)情報を音声変換せずにインプットして保持する回路が鍛えられているようでした。タモリさんも似たようなことできるんじゃなかったっけ。訓練で習得できるものならば欲しい能力です。便利。

脳って面白いなと思いました。「頭がよい」にもいろんな種類のアウトプットがあります。娘の学習効率のためにも、脳のどこをどのように鍛えればどのように応用できるのか、ちょっと考えてみようと思いました。

あとは、個人的に、えー!とか、すごい!とかのリアクション用のタレントがあんなにたくさん必要かな?と疑問に思いました。あ、ちなみに決勝では京大くんが勝ちました。

 後日夫に聞いてみると、決勝だけでも数時間に及ぶ大変長大な収録で、とくに決勝の回答者の手元を撮るハンディは、1人ずつそれぞれに張り付き、担ぎっぱなし・動けない・たてる音にも気を遣うへとへと案件だそうです

来年もし覚えてたらまた観ます(ぜったい忘れてる)。