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母で主婦で会社員の中年のもろもろの記録

小学生がレッスンに通わずピアノを続ける試み

4連休ももう最終日です。おととい日が暮れてから買物に出かけたら、ご近所のお留守率の高さにびっくりしました。わたしの住むマンションはわりと明かりが灯っていましたが、戸建てのお宅の窓は軒並み暗くて車が無かったです。ようやくお出掛けの気運が高まってきたのでしょうか。10月は祝日がないですしね。
インドアなわたしは、連休にはいつも若干のプレッシャーを感じます。娘をどこか遊びに連れて行かねばならんのではないかという焦りです。とくに2年生になってからというもの、毎週末日記の宿題が出る…1年間続くらしい…まじか。そんなこんなで日帰りでちょこちょこ出掛けています。しんど。


さて、タイトルですが、6月末に、娘がピアノ教室をやめました。本人のたっての希望です。そもそも3月から教室がオンラインレッスンに切り替わったため、レッスンをお休みしていてダレちゃったというのもありました。

しかし、わたしには密かな野望があります。娘と2台ピアノでラフマニノフのタランテラを弾くことです。冗談半分本気半分のこの個人的ワガママを捨てきれず、家での練習は続ける約束をしてもらいました。まあ他にも、ピアノには色々いいことがあるんじゃないかと思っています。

楽譜を眼で見て脳から指先に指令を出し10本の指をコントロールするのは、けっこう複雑なプロセスです。神経回路の筋トレのようでなんだかよさそう(雑)。それとコツコツ積み重ねることの力を肌で感じてほしいという思惑もあります。これは自分でも未だに感動する点です。不可能に思われたことも為せば成るという。
娘も、ピアノを弾くこと自体は嫌いではないようです。思うに、ピアノに限らず、太鼓などのもっと単純な楽器でも、自分の身体を使って音やリズムを生みだす行為には中毒性があるんですね。本能的な快の感覚だと思います。子供は楽器を与えるととにかく音を出すし。楽器のない時代から人類は音楽を持っていたわけだし。
娘はレッスンの何がイヤだったのかというと、毎週毎週、課題をクリアしてもクリアしても、次回のレッスンまでに、というプレッシャーから逃れられないことのようです。べつに怖い先生ではなかったけれど、1週間で合格することがデフォルトになってしまうと、難易度が上がってくるとそりゃあキツくなってきます。難易度といったってブルグミュラー程度ですが、娘はもともと指が強いわけでも耳が良いわけでもないので、譜読みにもテクニックにも苦労します。わたしも、平日に練習を監督することに疲弊していました。放置して先生に叱られたっていいのに、聴いてしまうと口出しせずにおれないから…。
で、いまはのんびりと、弾ける曲を忘れない程度の流しと、ブルグミュラーまたはソナチネの簡単な1曲を譜面通り弾けるまで、バーナムとスケールを亀のペースで進めています。音楽的なことは教えられないけど、筋トレの監督ぐらいの感覚で練習を見ています。あとは、音名の備忘に、たまに音階を伊/独/英/和で歌わせます。娘はなぜか「オンカン」が欲しいらしいので笑、たまに聴音のマネゴトもしますわたし自身は子ども時代に聴音を訓練したことはありませんでしたが、絶対音感はなんとなく身につきました。でも今までの人生でとくに役立ったことはないので、そのための訓練もあるようですが、べつにいらんかなと思っています。
しかしこんな調子なので、当然曲も進まず、娘も上達の実感が乏しい。ちょっと躓くと不貞腐れる。そこで、練習動画を録画してYouTubeupしてみようと思い立ちました。娘はポケモンYouTuberの動画をパパと見慣れているので、俄然乗り気に笑。
そして動画を撮ってみて感じたのですが、べつに公開しなくても、自分の演奏を観ることはすごくモチベーションを上げてくれます。これは自分についても同様でした。更に公開となると、あまりに下手だと恥ずかしいという気持ちが湧くので、人前で弾くのと似た効果があります。というわけで、しばらく1曲ごとに録画してみようかなと思っております。記録としても楽しいです。ついでに自分の練習も撮ります。結局自分の自己満足ですな。