sprout

母で主婦で会社員の中年のもろもろの記録

北村滋氏が気になる

ちかごろ、役人、官僚に異常な好奇心を寄せているわたしです。単にミーハーなだけです。唐突ですが、今年9月に国家安全保障局長・内閣特別顧問に就任された、北村滋さんという方が気になります。この方は警察庁出身の官僚です。

警察って階級制度が明瞭なので、人事がシステマチックで合理的です。警視総監や長官といったポストもテンポよく1~2年で入れ替わっていきますが、この方は7年間も内閣情報官(内閣情報調査室の長)を務められたようです。この職は指定職8号だそうで、これは事務次官警察庁長官と同等です。

事務次官も、任期は慣例的に1〜2年だそうなので、7年と聞くとびっくりします。内調のことをよく知りませんが、できる人なのでしょうね。

首相との面会回数は官房長官を上回るとの説もあり、安倍首相の懐刀と呼ばれているそうな。長期政権の影にこの人あり、なのかもしれません。

経歴をみると、入庁3年目でフランスに留学されています。英語はもとよりフランス語も抜群で、メモを取る際「早く書ける」という理由で日本語よりも英語やフランス語を多用するんだそうです。現職は外交を担う役職だし、前職も海外の諜報機関の長のカウンターパートとなるポストなので、海外経験や語学は必要となる条件なのかもしれません。

執筆もたくさんされています。優秀な人、仕事ができる人は好きです。動向を気にしてみようと思っております。

 

追記***

長期政権ですごいしょうもないことを思い出しました。昔、第1次安倍改造内閣が31日の短命に終わったすぐ後ぐらいのことだと思います。

当時まだ大阪に住んでいたわたしが、FM802という大阪のラジオ局の番組をなんとなく聴いていたときのこと。わたしは山添まりさんという女性DJが結構好きで、その日、彼女が担当されていた番組のチャットルームのお題が、「省略語」だったのです、たしか。

自作の略語だったか、流行らせたい略語だったか…記憶が定かではありませんが、番組の最中、「アベる」という書込みがありました。「意味は、すぐやめること だそうです」と、山添さんが紹介されて、わたしは思わず吹いてしまって、うまいな、と思いました。

山添さんもおそらく同じノリでウケてらして、楽しい雰囲気のまま曲がOAされたあと、改まった口調で、「さきほどの発言は不適切であった」旨の謝罪が入りました。お、おお、そうか…と思いました。

あれから10年以上経ちましたが、安倍改造内閣が発足するたびに、「アベる」を思い出してフッてなると同時に、安倍さんがこれほど長く首相を務められていることに、なんか変な感慨が湧きます…。

すみません、どうでもいいことほどよく覚えているもので、ちょっと残しておきたかったw