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母で主婦で会社員の中年のもろもろの記録

ケーキと準備

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念願のリョーコさんのジャポネをお迎えしたので記念に撮りました。苺の季節が終わって、次はオレンジのようです。写真が残念な感じですが、すごく美味しかったです。生クリームのホイップはギリギリのゆるさ、カスタードもゆるめ、リキュールがきいています。

この写真じゃ伝わらないけど、スポンジが黄色くてコクのあるふんわりで、これー!と思いました。こういうの意外と少ない気がします。アテスウェイのショートケーキのスポンジとちょっと近いかなあ。

近ごろのショートケーキって白っぽくてシュワ、というスポンジが多いような…あの食感はコーンスターチのせいなのか?あまり好みじゃない。

ともあれ今日は満たされました。リョーコさんはしばらくアントルメの販売を止めておられましたが、連休明けからかな?数を減らして予約再開されたようです。相変わらず5分ぐらいで完売していますが、また食べたいです。

 

さて、ようやく娘の帰宅日が決まりました。なんと2ヶ月に迫ろうかという不在です。こんなに長くなろうとは…これまでで最長です。2,3日に一度はテレビ通話していますが、本人はまだ、え〜 とか言ってます。でも神奈川もおそらく6月からは徐々に登校日が設けられることでしょう。先週、娘の小学校もようやく課題を出してくれて、それが結構な量でした。取り急ぎ、急を要するものは送ったものの、そろそろお尻を叩かねばならんのでは、と焦りを感じています。2年生の学習はネットやらお試し通信教材やらで進めてもらっていたけど、生活と学習の記録カードやら縄跳びカードやらなども配布され、母に頼るのも限界です。

在宅していても、仕事と娘の学習の監督を同時進行するのは厳しいですが、やるしかない。幸い研修が終わり、終日オンライン講義に神経を尖らせる日々ではなくなりました。この度会社が保護者休暇なども策定しているので、なんとか日常に戻る準備を進めなければなりません。

この1月半で退化した母親脳と主婦脳に喝を入れねば…。戻れるのか…。

 

今日はすごく久しぶりに花を買いました。近所の日比谷花壇が最近、注文花束を作らない代わりにミニブーケなどを投げ売り的に置いていて、でも娘もいないしな〜と横目で素通りしていたのですが、週明けには帰ってくるので、それと珍しくグロリオサがあったので、たまにはいっかと飾ってみました。部屋が明るくなりました。

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日本の医療財政

タイトルが…なんか固い…以前記事にしたゾルゲンスマの薬価が決まったようなので、記念に(?)真面目な記事を残しておこうと思います。

中医協ゾルゲンスマについて、1億6707万の薬価を了承したとのことです。静注1回です。アメリカの2億超には及ばないものの、これまで日本の薬価最高額だったキムリアを大きく上回る価格となりました。

ちなみに、ゾルゲンスマの審査に1年4ヶ月も要したことについて、指示や照会に対するノバルティスの回答や対応に遅れや不備が目立ったということで、PMDAは「申請者の認識が極めて不十分」と激おこ。この審査報告書は公表されています。承認審査への対応をめぐってPMDAが企業をここまでこき下ろすのは異例だそうですが、この経緯を読むとたしかに、舐めてる、という感じが否めません。なんでこんなことになったんでしょう。厚労省も、ノバルティスに再発防止策を講じるよう指導したことを明らかにし、さらに、これが講じられるまで、ノバルティスの先駆け指定については指定要件への該当性について厳しく判断すると述べています。 

まあそれはさておき、ノバルティスは、日本での発売2年度目のピーク時売上高を、薬価ベースで43億円(投与患者数25人)と予測しているとのことです。この数字は医療用医薬品の市場では大きい額ではありません。日本の場合、皆保険制度と高額療養費制度があるので、患者さんの負担は微々たるもので、この医療費はほぼ全て国が負担することになりますが、この1剤が医療財政を圧迫するという額でもありません。

ブロックバスターと呼ばれるような、年間1000億以上を売り上げる薬剤が、世界には100製品以上あります。薬価が取り沙汰されるときは、文脈として大抵、真っ赤な日本の財政のなかでも特に膨らみ続ける医療費が、高額の新薬によって更に増大することへの危機感に焦点が当てられます。

記憶に新しいところでは、オプジーボの薬価が上市からわずか4年で76%下げられました。これはこれまでは有り得なかったことで、小野薬品さんも呆然だったことでしょう…医薬品業界でも議論を呼びました。ギリアドさんのハーボニーやソバルディも然りです。

わたしは一納税者として、それに娘を未来の納税者にすべく育てている親として、国の医療財政に対する危機感には同意です。ただ、新医薬品の薬価に対する厳しい視線には、いつも、ひとこと物申したいような気持ちになります。新医薬品がアンメットメディカルニーズを満たすためには、開発コストの高騰が、ある程度やむを得ないためです。キムリアやゾルゲンスマの薬価が叩かれたりすることはないでしょうけど、国やメディアには、考え方のバランスを保っていただきたいです。

日本の医療費の総額は2017年で43兆円だそうですが、こういう大きいお金って想像力を麻痺させますね。数字を見てもピンとこないけど、まあ莫大なんだなとぼんやり思います。これは、日本の医療制度が手厚いことの表れでもあります。日本は欧米と比べて本当に病院の敷居が低いですが、これは素晴らしいことで、高水準の医療に低い負担でアクセスできるのは本当に有難いことです。子どもを持ってからはとくにそう思うし、パリに住む弟一家も、検査や歯科などちょっとこみいった受診は帰国時です。弟は15年近くパリで仕事していて、永住権も持ち家もありますが、いずれは帰国するという考えは変わらないようです。もちろん医療のせいだけではないと思いますが、日本の皆保険制度はWHOも高く評価するところで、世界に誇れるものです。だからこれだけの高齢化社会を実現できたのだとも言えます。

ただ、このままでは今後の医療財政が立ち行かないのも現実です。ここで、近年高額化が著しい新医薬品を攻撃する以外にも、できることはあると思います。たとえば、生活習慣病に投入されている莫大な額などにもっと注目すべきと思います。いや、してるんでしょうけど、対策は講じているんでしょうけど、なかなか数字に表れてきません。たとえば2型糖尿病なども生活習慣病のひとつですが、2017年の年間医療費は1.2兆だそう。人工透析の年間医療費は1.6兆。いずれも増加の一途を辿っている様子です。

日本の糖尿病患者数は1000万人を超えると言われますが、その9割以上を占める2型糖尿病は、基本的には予防可能な疾患です(遺伝要因もあります)。一方、腎症を合併して人工透析までいってしまうと、殆どの患者は一生、1回4時間、週3回の透析から逃れられず、QOLは大きく低下します。もちろん人工透析の原因となる疾患は他にもありますが、割合として最も大きいのは糖尿病性腎症で39%。でも、透析に至るまでに、2型糖尿病には何段階ものステップ、いくつもの改善の機会があります。こういった、治療から予防医療への転換ということを、厚労省の賢くて優秀な官僚のみなさんが、なんとか政策や提言に落とし込めないものでしょうか(他力本願)。大きいお金も、もとは国民1人1人が積み上げるものですから、わたし自身は、自分と家族の体を大切にすることを肝に銘じたいと思います。

ああ、なんでこんな話になったのか…よく分からなくなってきました。

わたしは昔、自分さえ息災なら政治も経済もどうでもよい若者だったのですが、今の仕事が長くなり、子どもを育てるようになって、考えが変わりました。その一端が、日本の医療についての考え方です。基本的にわたしは日本は(相対的に)いい国だと思っていて、娘のためにも、もっとよくなってほしいのです。

疲れたのでこの辺で。

お籠り

家から一歩も出ない日が週5程度ですが、時間も余力もなく、仕事してるか寝てるか、という近ごろです。インドアな人間なので、散歩したいとか体を動かしたいとかいう欲求はまったくなく、おこもり万歳ではあるのですが…休みたい。やっと、あと一息で連休。。。

ああでも、メロディは発売日に手に入れました。薪さん…眼福。オキシトシン出る。癒される。しかし充分に浸る時間がない。

なぜこんな余裕がない感じなのか我ながらよく分からないのですが、思ったより仕事で消耗するようです。遡ること2週間前から、弊社の新人の専門研修が始まっております。我々の部署の人員は交代で週1日程度出勤します。新人には自宅の環境に応じてポケットWi-Fiを貸与し、全員在宅です。終日〇OOMを使用していますが、常時150人超、かつ原則カメラオンなので、相当のデータ量かと思います。が、これまでのところ大きなトラブルはありません。正直、準備の方が大変でしたが、顔出すので毎日化粧せねばならんのが地味に面倒です。今日明日は、会社の有休取得奨励日ですが、研修はカレンダーどおりで明日もやります。連休後もつづく。早く終われ…。

この3週間の研修は基本的に専門知識の詰め込みで、新人たちは7.5hひたすら講義を聴く。1コマ短くて60分、長いのは300分超、もちろん昼や休憩を挟みますが、お経のような条文を読まされ、さぞ眠く苦痛であろう。分かるよ…でもいまは、喋る方も結構つらいことを知っている。しかし大半の新人がもともとお勉強ができる若者たちで、概ね真面目で頑張っています。可愛い。若いっていいな。

そして、娘はまだ帰ってこない。いつ帰ってくるの?と聞くと、「もうしばらく居る」と言う。笑。2歳の従姉妹と同レベルで張り合う一人っ子っぷりらしく、母のみならず弟一家にも世話になりまくりです。実家と弟宅に鰻と肉を送っときました。

いやー淋しいけど、正直いま何もできないので、研修が終わるまでもうしばらく実家に居て貰います。連休は帰省するつもりだったけど、断念して家でひたすらピアノ弾いて漫画読むことにします。

ピアノといえば、今日たまたま耳にした曲に聴き覚えがあり、調べるとバッハのSheep May Safely Grazeというカンタータのピアノアレンジでした。どこで聴いたのかぐるぐる考えていると、20年前通っていたバレエ教室のバーレッスンの曲だ!と思い出しました。こういう偏執的な音の記憶がたくさんあります。

こちら、あるいは少々チャラいけどこちら

バッハはほんとうに美しい、宗教音楽の神髄という感じがします。

深夜に旋律が頭から離れなくなったんでとりあえず譜面を探しダウンロードしてちょっと弾いてみました。懐かしのバッハ、やはりムリぜんぜん3声にならん。昔からめちゃくちゃ苦手だったんだわ。。。

イデミスギノ

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本日は、今度こそ本当に数年ぶり、イデミスギノさんのケーキをいただきました。美しい…。左からイザベル、ネオ、ベキャライブ。ムースが得意なお店で、ゼラチンをギリギリの量しか使わないのだそうです。一瞬でふわっと溶けちゃう。舌触り繊細、香り華やか。お酒もかなり効いていました。絶品。

これは夫からの献上品、賄賂または忖度的なお品です。イデミスギノは彼の会社から歩けなくはない距離ですが、平日でも夕方にはショーケースはカラです。けど今はどうなのでしょう。銀座もがらんとしてますしね。

今日は約2週間ぶりに出社し、有志数名の密集密接で、昼も取らず無言で宅急便140超を仕上げてきました。腕と腰が疲労している。なので思いがけないご褒美、有り難くいただきました。

わたしの会社は毎年春に新人を大量採用するので、しかも彼らがモノになるまでに相当の教育と訓練が必要なので、今回のような事態は本当に参ります。しかしやむなし。全てのプログラムをOnlineで強行します。果たして…

近況メモ

今日も昨日も、昼過ぎまでベッドでだらだらしておりました。また月曜がやってくる…悲しい。

昨日は、歯医者に行って、買い物に出かけて、甘いもの…と思って近所のケーキ屋さんを覗いたら、案の定、営業時間短縮と貼紙があって買えなかったのですが、その横に、5月で店を閉めるとのお知らせが…ショック…。

このケーキ屋さんはこの辺りではそこそこ人気で、朝ドラのロケなんかもあったらしい、わりと美味しい、わたしとしてはデパ地下で買うぐらいならここのケーキで妥協(なにさま)という位置づけのお店でした。手土産にもよく使っていました。

この便利なお店がなくなってしまうなんて…!この度のウィルスによるものではないのかもしれませんが、とても悲しいです…。

ところで最近、ここにはケーキのことしか書いていない気がしますが、ちょっと言い訳しておくと、わたしは実は食にそれほど関心がありません。眼の色が変わるのは洋生菓子にだけで、娘がいない今、夜になって、そういえば今日一食も取ってなかった、ということもザラ。そして甘いものを摂取。不健康…。

この頃はとくに、一歩も外に出ず、毎日PCの前から動かないものだから、お腹が全く空きません。仕事はしているんですが…カロリーを消費するには頭の使い方が足りないのでしょうか。ビタミンは欲しているようで、果物をたくさん食べます。でもやはりタンパク質を取らないと、途端に貧血が進むようです。料理めんどくさい…。わたしの健全な食生活のためには娘の存在が重要なんだなとしみじみ思います。

娘は実家の居心地がたいそう良いようで、全然戻ってくる気がないらしい。正直ありがたく助かっているのですが、ちょっと淋しくなってきました。

それに、遠隔で家庭学習をマネジメントするのは難しい。もう復習ではなくて新学年の学習を進めなければならないけど、今のところ通信教育などを使っていません。ネットのフリー教材などを組み合わせて母に監督を頼んでいますが、そろそろ検討しなければなりません。

 そして娘の代わりに夫が、かつてないほど家に居る(ため息)。彼の仕事はスタジオ収録がメインですが、ほぼ全て中止、中継やロケも当然ない、報道はもともとカメラ台数が少ない。出勤するのは報道以外の生放送番組のみ。彼が家でする仕事といえば歌のカット割整理が全てですが、収録がなければ発生しない作業です。暇そうです…。

 

さて、近頃よく耳にするアビガン(ファビピラビル)の試験、特定臨床研究や観察研究など、何種類か枠組みがあるようですが、企業治験のデータは公開されているので貼ってみます。#は205238です。

https://www.clinicaltrials.jp/cti-user/trial/Search.jsp

この疾患名COVID-19の19は、西暦の下2桁だそうです。使い回し可能であることを前提につけられた名称だとしたら不気味ですね…。

アテスウェイ

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アテスウェイのケーキにありつきました!美味しかった。何年ぶりでしょう…

…大袈裟だった、写真見たら娘の6歳の誕生日ケーキが最後だった。1年ぶりでした。
ユズ、ヌガーフデュイデボワ、タルトコンポテダブリコ、いちごロールケーキの4点。
アテスウェイ西荻窪にありますが、うちからのアクセスが悪すぎて、片道2時間以上かかるので、滅多にいただく機会がありません。
昨日、夫が髪を切りに行く(はるばる荻窪…)というので買ってきてもらいました。
 
ここのところ食品の買い物ぐらいでしか外に出ていません。
もともと引き籠るのは苦じゃないのですが、さすがにここまで部屋着にすっぴんという日が続くと、楽しみが甘いものを食すことに集中…
そう、先週はついに1日も出社しませんでした。
今週は、事務処理のために一日だけ4時間ほど出社しました。
でも仕事は溜まりにたまっているので、昼も夜もなくPCに噛りついています。眼が霞みます。
娘は1週間前から実家に居るので、主婦業と母親業は放棄しています。
 
横浜市は市立の学校について、8日から登校させると言っていましたが、どうやら、休校が20日まで延長されそうです。始業式はするようです。
日経webで知りましたが、学校からのメールが来ない…早くして。
娘を始業式のために呼び戻すか、欠席させてもうしばらく大阪に居てもらうか、悩みます。娘は全然帰りたくないそうです。笑
4月5月はわたしの仕事がネックですが、会社の状況も日々変わるので先が読めません。
夫は、台本予習の日は在宅勤務ですが、収録があれば出勤します。
どうしようかな…

バースデーとホワイトデー

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こないだ食べたパティスリーリョーコさんのケーキがめちゃくちゃ美味しくてハマりました。先日のメルベイユはチョコ系で、大人な味を想像していたけどそれほどビターでもなく、普段チョコレートケーキを苦いとイヤがる娘も大喜びで食べました。なので、娘のバースデーに乗じてふたたび足を運びました。ふふふ。自分が食べたいだけです。

娘の誕生日はホワイトデーなので、パティスリーは繁忙期なのでしょう、予約も激戦のようでしたが、無事フレジェというケーキをゲットしました。これも美味しかった!上のソースもカスタードのムースもかなり甘めなのですが、イチゴが、これでもかというぐらいゴロゴロ埋め込んであって、果肉の瑞々しさと果汁の酸味に勢いがあって、そのバランスがすごい。イチゴそのまま食べるよりイチゴ。キルシュがけっこうきいていましたが、娘も夢中で食べていました。カスタードの層はイチゴと硬さを合わせてあって、どっしり食べ応えあるケーキでした。

パティスリーリョーコさんでは、ジャポネというのがいわゆるショートケーキのようですが、常に即完のようで未だ予約画面に辿り着いたことがありません。ショートケーキってお店によってそれほど大差がつくとは思えないのですが、でも食べてみたい。

もうひとつの写真はホワイトデーのいただきものです。写真が下手くそで残念ですが、開けた瞬間、華やかで春らしくて、これが映えというやつか…と感激したのでUPします。

 

さて横浜市では、本日以降も休校が延長され、娘の学校では結局、春休み明けまで授業はありません。終業式の3/25だけは登校させるようです。

娘の家庭学習を監督するのもだいぶ疲れてきました。おそらく1年生の学習指導要領の内容を、授業でカバーできていないであろうという点に焦燥を感じます…2年生の夏休みが短くなるのではないかと思っています。

弟一家がパリにいますが、フランスはもっと大胆で、幼稚園から大学まで、保育園も学童も、ぜんぶ休みです。甥っ子が4歳と7歳ですが、あの子たちを一日家でみるのかと思うと…弟嫁に同情します。商業施設はスーパー以外全て閉めるようです。外出制限命令が出そうだとか。なんか、徹底してるというか雑というか…いつも思うけど、日本に住んでてよかったです。

間もなく桜の季節なのに、今年はもうそれどころでなく忙しなくめまぐるしく過ぎていきます。仕事は追われているのに進まないし、家もなんだか荒れている。とりあえず終業式が済んだらその日のうちに娘を実家に送り込んでやろうと目論んでいます。ひと息つきたい。